ヨガは心身の健康面だけではなく、姿勢を矯正したりダイエット効果が期待できるものとして人気が高まっています。また、女性にとっての人生での一大イベントである、妊娠と出産期にもできるマタニティヨガは、多くの女性の関心が強く、教室やスクールが多数存在しています。
通常のヨガは体型維持やダイエット効果に着目しているのに対して、マタニティヨガはダイエットやアンチエイジングというよりも、妊娠期の運動、出産のための体づくりが主な目的になります。もちろん、出産後にも体型を戻すために、ダイエットのために継続することも考えられますが目的が若干異なっている事を認識しておかなければなりません。
そこで、教室やスクール選びでの大切なポイントをおさえておきましょう。
目次
①目的を明確にする
マタニティヨガ教室に通いたいという最大の目的を、自分で改めて確認しておきましょう。
妊活中であれば、妊娠しやすい身体に、妊娠中であれば、増加しやすい体重管理や運動不足解消、産後であれば、骨盤矯正や、ストレス発散などマタニティヨガだけでも様々な目的で通われています。自分自身の目的について知る事で選択した教室であれば、気持ちよくレッスンに通う事ができます。
単にマタニティヨガ教室というだけで、安易に決めてしまうと、目的と違った教室だったということはよくあります。金銭面や時間を無駄にしない為にも、目的は決めておきましょう。
目的早見表
目的 | 基礎体温/体質改善 | 体重管理 | 骨盤矯正・ダイエット | 目的別ヨガ教室 |
妊活ヨガ | ◎ | ○ | × | ホットヨガのガルド |
妊婦ヨガ | ○ | ◎ | × | マタニティヨガ老舗のLAVA |
産後ヨガ | ◎ | ◎ | ◎ | 短期集中のエススリー |
ダイエットを目的としたヨガは妊娠しにくい身体を作る可能性があるのでNGです。
妊婦ヨガ
赤ちゃんに負担をかけず、産後の体質改善や出産をスムーズにする効果、出産までの増えすぎてしまう体重管理を行います。
産後ヨガ
基本的に全てのヨガOKですが、出産直後は身体が疲れているので産後1~2ヶ月から始めましょう。
②クラスやコースなどが豊富
ヨガには多くの種類があります。マタニティヨガをはじめとして、一般的なヨガ、ホットヨガといった様々なコースやクラスがあります。マタニティヨガだけではなく、幅広い選択肢がある事が理想です。というのも、マタニティヨガを始める場合にスタートして、出産後にも継続する事も想定しておいた方が良いからです。体や目的にあったコースに変更することも可能です。
また、お仕事をしながらマタニティヨガ教室に通いたいというプレママも多いですが、そのような場合にある程度クラスが多いほうが通いやすいです。たとえば、〇曜日限定、〇曜日はなしと通える日が限定されない事が理想的です。いざ通い始めてみたら、行ける日が少ないという事に陥ってしまいますので、スケジュールにも注目しましょう。
③インストラクターの数やレベル
インストラクターを多く揃えている教室かどうか?も確認しましょう。また、インストラクターのレベルも気になるところです。とは言っても初心者で始めるときは、インストラクターのレベルには判断が難しいかもしれません。そのような場合には、評判や実際に見学をして指導している様子を見学したり、体験してみるとある程度判断ができるでしょう。
インストラクターも【人】ですから、合う、合わないがありますし、良い雰囲気かどうか?にも影響します。様々な視点で知っておくことは大切です。
④人気教室?予約は取れる?
マタニティヨガ教室を選ぶときに、できれば評判が良く人気の高い教室にしたいと誰もが思います。しかし、あまりにも人気の教室ですと、なかなか予約が取れないというケースもあります。自分のペースでできた方がストレスがなく、効果も期待できますが、あまりにも予約で予定、計画が立たないような教室は避けたほうが良いでしょう。判断が難しいところですが、予約状況なども確認してみると良いでしょう。
⑤通いやすい距離?交通手段はある?
マタニティヨガの場合は特に注意したいのが、マタニティヨガ教室へ距離や通いやすさです。とても評判の良い教室であっても遠方では通いにくいものですし、継続する事が困難になります。特にお腹が大きくなってくる事も考えておかなければなりません。最初は、徒歩でも大丈夫と思われた距離でも、妊娠中期~後期に入ると徒歩での移動も大変になってしまう場合があります。
また、妊娠中は何が起こるか分かりません。緊急時にもかかりつけの産婦人科へのアクセスが、良好であることも望ましいです。通い続ける事、妊娠後期の体型を念頭において決めましょう。
⑥施設の清潔感や設備の充実度
マタニティヨガ教室の施設や設備も重要ですね。これらの判断は、一度見学をしたり、体験しましょう。
広告や外観、評判では分からない事も多い点ですので、自分の目で確認する事が大切です。清潔感があるかどうか?また、設備ではロッカーやシャワー、トイレ、休憩ルームなど広さも含めて快適に過ごせる施設かどうかも確認しましょう。