マタニティヨガとマタニティピラティスの違い

マタニティヨガとピラティスの違い

マタニティヨガとマタニティピラティス。どちらも妊娠中にできる運動として人気です。でも同じマタニティ向けの運動みたいだけど、ヨガとピラティスって何が違うのか、気になりますよね。

今回は、それぞれの特徴や目的、費用なども踏まえて、詳しく解説していきます。

ヨガとピラティスでは、用いられる呼吸の仕方が違う

ヨガとピラティスの違いについて

ヨガとピラティスの一番大きな違いは、呼吸法です。どちらも呼吸を意識しながら身体を動かしますが、 ヨガは腹式呼吸、ピラティスは胸式呼吸 をします。

マタニティヨガでは、一般的なヨガに比べて動きも穏やかで、ゆったりとしたものが多くなります。また、クラスの最後にはシャバーサナと言う、ヨガマットの上に横になって身体と気持ちを休める時間が設けられ、すっかりゆるんでウトウトしてしまう人もいます。このように、マタニティヨガでは、ゆったりとした動きやアサナ(ポーズ)と、腹式呼吸を通して、深いリラックスを促していきます。

ヨガで用いられる腹式呼吸というのは、なるべく胸部を動かさないようにして、お腹を膨らませたり凹ませたりしながら横隔膜を大きく上下させて呼吸をするやり方です。横隔膜というのは、肺の下の辺りにある、ドーム状の形をした筋肉で、しゃっくりをするときにヒクッヒクッとなる部分。呼吸と共にお腹を大きく動かしながらアサナと呼ばれるポーズをとります。

アサナの代表的なポーズ

一方、ピラティスで用いられる胸式呼吸の方は、胸(肋骨のあたり)を大きく動かすようにして呼吸をするやり方です。腹式呼吸に比べると浅めの呼吸になります。呼吸をしながら身体を動かしていくのはヨガと共通しています。しかし、動き共に胸式呼吸をとることで交感神経が刺激されて、アタマや身体がシャキッとスッキリするのが特徴です。

ヨガとピラティスでは、運動の目的が違う

ヨガとピラティスの違い

実際、ピラティスは、開発時にヨガから多くの影響を受けているのだそうで、ヨガと似ている部分が沢山あります。しかし、呼吸法の他にも大きな違いがあります。それは、運動の目的、何のために、どのような結果や効果をめざして行うのか、という部分です。

ヨガはリラックスのため

ヨガはリラックスのためヨガには呼吸法や自分や周りに対する心構えなども含まれます。

瞑想もその一部で、身体を動かしたり、一定の形をとって静止したりしながら、しっかり呼吸をとっていくことで、気ぜわしい日常や思考で忙しい頭の中を整え、心身ともにゆったりリラックスさせることができるのも、ヨガの持つ素晴らしい利点です。

ピラティスは筋肉をつけるため

ピラティスは筋肉をつけるためピラティスは、負傷した兵士のリハビリのためにアメリカで開発されたものです。ケガなどにより低下してしまった筋力や、身体の諸器官の機能を回復し、強化する目的で、様々な運動プログラムや器具が開発されました。運動用の器具が多く用いられるのもピラティスの特徴です。

一人ひとりの体力・筋力や、身体の状態に合わせて、運動の種類や負荷が決められるために、ヨガのように複数人数で行うクラスよりも、ピラティスの場合は個人レッスンの型式でクラスを行う先生が多いようです。

また、ピラティスでは体づくりを促進することができるのも、大きな利点の一つ。日常生活でいつの間にか生じてしまった体の癖や歪み、また妊娠によって次第に大きくなってくるお腹や体重で生じてくる姿勢の変化や痛みなどに適応・対応できるよう、骨格や筋肉(特に体幹の筋肉)を整えたり強化する目的のものが、ピラティスです。

マタニティヨガとピラティスの選び方

マタニティヨガとピラティスの選び方

どちらも体を動かすにはとてもよいものですが、敢えて選ぶなら、「心を穏やかに妊娠期を送りたい」なら、マタニティヨガを。「妊娠で変化する身体の変化に適応できる体づくりをしたい」なら、マタニティピラティスを選びましょう。

マタニティヨガとマタニティピラティス。違いや目的をまとめると、以下のようになります。

マタニティヨガ

マタニティヨガの特徴

  • ゆったりとした動きに合わせて、しっかり腹式呼吸
  • 心身に深いリラックスを促すことができる
  • インナーマッスルを強化してくれる
  • ヨガマット以外のアイテムはほぼ必要なく金銭面的にやさしい

マタニティピラティス

マタニティピラティスの特徴

  • 呼吸は胸式呼吸
  • 柔軟性(ストレッチ)に加え、体づくりを図ることができる
  • 筋肉を鍛えるものなので、器具を購入しないと出来ないものが多数ある

マタニティヨガ・ピラティス比較表

項目 マタニティヨガ マタニティピラティス
目的 身体面、精神面を整え、リラックス効果 筋肉、体幹を鍛える
呼吸法 腹式呼吸 胸式呼吸
費用 ヨガマットのみ
マタニティヨガをやる前に準備しておくもの
必要に応じて器具が必要
身体への負担 主にストレッチで身体の中から鍛えるので、身体への負担は軽い 筋肉を鍛える為、身体への負担は大きい
一人or複数 一人で行う 1人以上のサポートが必要

赤ちゃんにとってもマタニティヨガがおすすめ

赤ちゃんにとってもマタニティヨガがおすすめです

マタニティヨガは、身体面はもちろんのこと、精神面、気持ちの面でも、大切にケアしていきたいですよね。

とりわけ妊娠期は、ホルモンの影響や妊娠中の体の変化などで、心が揺らぎがち。これまでだったら、たいして気にもとめなかったことが、異様に気になったりイライラしたり、また哀しくなってしまったり。気持ちの変化に、また気持ちが揺らぐことも珍しいことではありません。

そんな揺らぎがちな心を穏やかにして、ゆったりとすごすことは、お腹の赤ちゃんにとっても大変よいことです。

しっかりと呼吸と身体に意識を向けつつ、ゆったりとリラックスする時間をとることで、気持ちを穏やかに、ゆったりのびやかな心持ちで毎日をすごすきっかけをつくることができるでしょう。

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